目次
最終更新日: 2023年2月1日
はじめまして!もりもとらです。
この度は『メーカー仕入れスタートアップマニュアル』をお受け取りいただきありがとうございます。
本マニュアルでは、メーカー仕入れを行ったことが無い人が0→1を達成するために必要なことを詳しく解説していきます。
本記事の内容
- メーカー仕入れとはどういった手法か
- 問い合わせ~契約までといった一連の流れ
- 狙い目のジャンルや具体的なリサーチ手順
本記事にオススメな人
- これから本格的に物販を始めたい人
- せどり経験者で物販に移行したい人
せどりは粗利30万円程度(頑張れば50~100万円)であれば稼ぐことができますが、物販の場合は、正しく取り組むことで、その10倍も稼ぐことができます。
ただし、物販はせどりに比べると取り組むための準備が多く、また、勉強せず闇雲にやったところでメーカーと契約できずに仕入れができないということも珍しくありません。
そのため、本マニュアルを読んでいただくことでメーカー仕入れの正しい取り組み方を学び、0→1を達成して物販で稼いでもらいたいと願っています。
※注意
本マニュアルは、メーカー仕入れを行ったことがない方が契約を取って、まずは月に5~10万円を稼げるようになる方法を解説しています。
そのため、本マニュアルの内容だけで、メーカー仕入れで月に100万円以上稼げるというわけではないことをご了承ください。
1章 自己紹介

もりもとらです。
現在31歳で東京都に住んでおり、正社員5名、バイトさん7名のスタッフ12名いるせどり物販の会社を経営しています。
家族が教師一家なので、自分自身も教師を目指して大学に在学中に教育実習を受けていましたが、その最中に酷いパワハラに遭い、夢だった教師になることを諦めました。
そして、人生の路頭に迷っていた大学4年生の冬である2014年12月に友人から「せどりビジネス」を勧められ、開始しました!
開始して3ヶ月目には月の粗利で38万円稼ぐことができ、人生を変える為には「これしかない!」と思い、一気にせどりビジネスにのめり込みました。
その結果、2022年11月には最高月商1億3329万円/粗利2403万円を、2022年全体としては年商11億3249円/粗利2億1730万円を達成できるまでに会社が成長しました。
僕の人生を良い意味で変えてくれた「せどりビジネス」の魅力を一人でも多くの方に知ってもらい、せどりに取り組むことで金銭的自由を得る方が一人でも増えたらいいなと思い、2019年9月より本格的に情報発信を始めました。
以下は僕が発信している媒体の一覧です。
みなさま、どうぞよろしくお願いしますm(__)m
2章 メーカー仕入れの基礎知識
はじめに
本編に入る前に、メーカー仕入れについての理解を深めるため、覚えておくべき物販の基礎知識を簡単に解説していきます。
まずは、商品の流通経路についてです。
消費者がお店で5000円で買っているような商品は、基本的に以下のような流通経路になっています。
商品の流通経路

このように、メーカーが原価1000円で作った商品が、問屋および小売業者といった販売業者を経由することで、消費者に5000円の価格で届きます。
せどりと物販の違い
・せどり
小売業者から商品を仕入れて消費者に販売することで利益を出す仕事のこと。
・物販
問屋あるいはメーカーのように、小売業者よりも上流の業者から商品を仕入れて消費者に販売することで利益を出す仕事のこと。
せどりも物販も、消費者に商品を売る小売業という点に変わりありませんが、仕入れ先が異なる場合に呼び名が変わるので覚えておきましょう。
今回は、一個人でもメーカーから仕入れをすることができるメーカー仕入れの取り組み方について解説をしていきます。
ぜひ、良いメーカーと契約して安定した仕入れができるよう頑張りましょう。それでは、本編に入っていきます。
※本マニュアルでは、問屋との取引についての解説はいたしません。
メーカー仕入れとは
メーカー仕入れとは、商品を製造しているメーカーに問い合わせをして販売許可をもらい、AmazonやヤフーショッピングのようなECモールで販売して利益を出す手法のことです。
粗利率は初回取引時には5%~15%くらいの商品が多いため、メーカー仕入れを始めたばかりの頃はせどりよりも稼げる粗利が低いことが大半です。
しかし、メーカーから直接仕入れをする正規の取引になるため、一度契約さえしてしまえば安定して仕入れをし続けられるようになるのはもちろんのこと、一度にたくさん購入したり、取引歴が長くなることで信頼関係を気づくことができれば、掛け率【仕入れ値】が通常よりも安くなることも多いです。
そのため、メーカー仕入れは続ければ続けるほど稼げる金額も多くなっていくのが特徴です。
ただ、メーカー仕入れと聞くと、以下のように不安を感じる人もいることでしょう。
- 個人事業主や副業の場合は相手にしてもらえないんじゃないか?
- 話すのが苦手なので契約できるか自信がない
もちろん、法人で会社経営している人や、直接電話あるいは会って交渉できる人の方が契約できるメーカーが多いのは事実です。
しかし、世の中には個人の方がメールでやりとりするだけでも取引できる、以下のようなメーカーはたくさんあるので安心してください。
- 買ってくれるなら誰でも契約OK
- 商談もすべてメールでOK
メーカー仕入れとせどりの比較
せどりとメーカー仕入れの特徴と収入の伸び方を比較すると以下の表・グラフのようにになります。
収入の伸び方の比較


せどりは、問い合わせや交渉が不要ですぐに仕入れができるため、短期間で結果が出やすいのが特徴です。
それに対してメーカー仕入れは、稼げるようになるまで時間はかかるけど、一度契約できれば商品が生産終了するまでは仕入れ続けられるうえに、そのメーカーが製造する商品をすべて仕入れられるため、最終的に大きな金額を稼ぐことができます。
せどりとメーカー仕入れには一長一短があるため、これからメーカー仕入れを始める人は、せどりを続けつつ徐々にメーカー仕入れに移行していくことをオススメします。
双方の手法のメリットを上手に活かして、自分が稼ぎたい金額を目指していきましょう。
実際に仕入れた商品
続いて、僕が過去にメーカー仕入れで販売していた商品の例をご紹介します。
商品例1
会社名 | 健康フーズ株式会社 |
URL | http://www.kenko-foods.jp.net/ |
商品名 | 梅肉エキス |
仕入れ値 | 6,804円 |
売値 | 8,790円 |
粗利 | 598円 |
粗利率 | 6.8% |

商品例2
会社名 | 株式会社クレッセンドコーポレーション |
URL | http://www.kakumei21.com/company.html |
商品名 | 伸身革命 |
仕入れ値 | 4,840円 |
売値 | 6,825円 |
粗利 | 813円 |
粗利率 | 11.9% |

商品例3
会社名 | 株式会社TAKEO |
URL | https://takeo.tokyo/?mode=cate&cbid=1980316&csid=0 |
商品名 | 昆虫食 タランチュラ |
仕入れ値 | 1,287円 |
売値 | 2,580円 |
粗利 | 575円 |
粗利率 | 22.3% |

メーカー仕入れの正しい取り組み方を覚えれば、このような商品を仕入れることができるので、頑張りましょう!
3章 稼ぐまでの一連の流れ
リサーチ~契約までの流れ
メーカー仕入れにおけるリサーチ~契約までの一連の流れを図にすると、以下のようになります。

煩雑で難しそうな図に見えますが、実際に取り組んでみると思ったより難しくありませんので、ご安心ください。
※「①リサーチ」におけるメーカー商品のリサーチ方法は後の章で解説いたします。
本章では「②初回問い合わせ」からの作業を、僕が実際に契約できた商品を例に解説していきます。
初回問い合わせ
今回のリサーチで取引した商品(昆虫食:株式会社TAKEO)

上記の商品につき、初回問い合わせの手順を解説していきます。
①Googleで検索する
まずはGoogleで「株式会社TAKEO」と検索します。

すると会社HP(赤枠部分)がヒットしたので、クリックしてオンラインストアへアクセスします。
②会社HPの問合せフォームを見つける
ヘッダーメニューのお問い合わせ項目に「小売業、卸業者様専用 卸売り依頼フォーム」があったので、このページから問い合わせをすることになります。

※上図のような小売業者用の問い合わせフォームが無い場合は、会社HPの通常の問い合わせページからで問題ありません。
③項目を記入して問い合わせる
以下のように、問い合わせ用のフォームが表示されるので必須項目を埋めていきます。
問い合わせフォームに入力する内容は、商品名を各メーカーの商品に合わせて変更することを除き、あらかじめ作成したテンプレートのコピペで問題ありません。
※小売業者用の問い合わせフォームが無く、通常の問い合わせフォームに入力する場合においても同様に、用意したテンプレートから入力しましょう。
なお、用意するテンプレートは、問い合わせフォームの文字数制限に効率よく対応できるように500文字と1000文字の2パターンを用意しておきましょう。
また、テンプレートの文章は以下のような内容がオススメです。
【500字用】問い合わせテンプレート
ご担当者様
お問い合わせフォームからのご連絡失礼いたします。
私は主にECモールでの販売を主軸とした
小売業を営んでいる〇〇と申します。
この度は貴社でお取り扱いの〇〇、
および、その他魅力的な商品に興味を持ったため、
ご連絡差し上げました。
つきましては、お取引に必要な条件等をご教示いただきたく存じます。
なお、弊社は主要ECモールである
Amazon、○○(他あれば)での販売を行っています。
フォームに字数制限がございますので、
下記のURLリンクに当店の事業概要を記載いたしました。
(URL)
簡単ではございますが、
ぜひご一読いただけますと幸いです。
日頃から多くのお問い合わせの対応をされているところ
大変恐縮ではございますが、ご検討のほど宜しくお願い申し上げます。
【ショップ名】
【TEL】
【携帯】
【FAX】
【HP】
【Email】
【住所】

500文字の場合は文字数が少ないので、自己紹介と用件、販路を簡潔に伝えましょう!
【1000字用】問い合わせテンプレート
ご担当者様
お問い合わせフォームからのご連絡失礼いたします。
私は主にECモールでの販売を主軸とした
小売業を営んでいる〇〇と申します。
この度は貴社でお取り扱いの〇〇、
および、その他魅力的な商品に興味を持ったため、
ご連絡差し上げました。
つきましては、お取引に必要な条件等をご教示いただきたく存じます。
なお、弊社は主要ECモールである
Amazon、○○(他あれば)での販売を行っています。
AmazonのようなEC販売におきましては、
メーカーの方々が商品の価格やブランド維持に
苦心されていることは重々承知しております。
そのため、弊社では流通価格の維持、および
EC販売で困っている企業さまに寄り添った運営を徹底しております。
その結果、今も複数の企業とお取引させていただいておりますが、
一社一社と良好な関係を築くことができております。
これは自分達の利益だけでなく、長期に渡って助け合えるような関係を
構築するのが弊社の想いでもあるからです。
もし貴社の商品を取り扱わせていただけることになりましたら、
上記のことを遵守したうえで、貴社のルールに則って
多くのお客様に商品をお届けできるよう販売してまいります。
また、簡単ではございますが、
弊社の会社概要を下記のURLリンクに記載いたしました。
(URL)
ぜひご一読いただけますと幸いです。
日頃から多くのお問い合わせの対応をされているところ
大変恐縮ではございますが、ご検討のほど宜しくお願い申し上げます。
【ショップor事業名】
【TEL】
【携帯】
【FAX】
【HP】
【Email】
【住所】

1000文字の場合は、500字に比べると余裕があるため、以下の内容を盛り込みましょう。
・EC販売でのルールを遵守すること
・他社とも取引の実績があること
・信頼関係を構築して長期で取引する意思があること
初回問い合わせは文字だけのプレゼンになります。
そのため、できるだけ相手に好印象を与えられるように、上記のテンプレートに加えて商品に対する想いなどを書くのも良いでしょう。
なお、1社あたりの問い合わせは、テンプレートの文章を少し修正する時間を考慮して、およそ5分くらいで終えられるように頑張りましょう。
問い合わせができたら、相手からの返信が来るまでは待つことになります。
返信対応・見積精査
TAKEO株式会社に問い合わせをしたところ、以下のように「取引可能」である旨の返信が届きました。

※ダメな場合は以下のようなお断りのメールが来ます。

それでは届いたメールの内容をもとに見積精査をしていきます。
TAKEO株式会社は以下のようなWEBシステムを利用して、仕入れ対象になるかどうかを自分で判断する形式でした。

見慣れない言葉も多くあると思いますので、メーカー仕入れでよく使われる言葉を簡単に解説します。
知っておくべき専門用語一覧
掛率 | 定価の何パーセントで仕入れられるかを示す数字。 例)定価1000円、掛率70% →1,000円×0.7=700円(700円が卸値になります) |
上代 | 定価のこと。 メーカー希望小売価格、プロパー等も同じ意味です。 |
下代 | 卸値。仕入れる場合の価格のこと。 ※税抜価格で表示されている場合が多いので注意。 |
OPEN価格 | 自由な価格で販売しても良い。 |
ロット | 仕入れの単位 例)最小10ロット →10個単位で仕入れができる |
ケース | 1箱に入っている個数 |
C/S | ケースの別表記 |

これらの言葉を覚えておけばメーカー仕入れの基本はOKです!
先ほどの受発注システムを見ていくと、目当ての商品がありました。

この商品の場合は、卸値(価格)が記載されているので、卸値の税込価格を計算すると1,286円であることが分かります。
1191円×1.08=1,286円
なお、この商品のロットは「1パック以上、1パック単位で発注可能」です。
続いて、送料等の取引条件を確認してきます。

発注金額が12,800円未満の場合は送料が800円かかってしまうので、この商品だけを仕入れる場合、何個仕入れれば送料が無料になるかを算出します。
基本は電脳せどりと同様に、送料無料となるには最低何個を仕入れるべきかを確認します。
12,800円÷1,191円=10.74…個となるので、11個仕入れると送料が無料になることが分かります。
したがって、この商品を仕入れるには実質11個を最低ロットとして考える必要があることになります。
それでは、以上を踏まえたうえで11個を仕入れても問題が無いか、売れ行きや価格推移をモノトレーサー(https://www.mono-tracer.com/#/top)で確認していきましょう。


多少の価格の上げ下げはありますが、ライバルが少なく、2490円前後では安定して売れていて、かつ、ランキングも15000位程度なので価格、売れ行き共に問題無さそうですね!

また、現在価格の2490円で売ることができれば、1個当たり491円ほどの利益が出るので、送料無料となる11個が全て売れればトータルで5401円ほどの利益が取れる計算になります。

価格、売れ行き、得られる利益の全てが問題無さそうなので、これにて見積もり精査は終了!
それでは、実際に商品を購入していきます。
商品の注文
今回取引をしたTAKEO株式会社は以下のようなページで商品を注文する形式でした。

アマゾンや楽天などと同じように、商品をカートに入れて発注すれば、後は商品の受取と入金を行うだけなのでとても簡単ですね。
商品の受取と入金手続き
注文が完了すると、内容に問題がなければ電脳せどりでネットショップから購入するのと同じように、指定した住所に商品が届きます。
ネットショップでの購入と異なるのは、お金の支払い方法と仕入れ先と今後の関係を深めていくことができるという点です。

これは必須ではありませんが、僕は商品が到着したら必ずメーカー担当者に商品の到着連絡および取引のお礼をメールで送るようにしています。
ちなみに、メーカー仕入れの支払いタイミングは以下のいずれかになる場合がほとんどです。
- 前払い
- 商品到着後に振込
- 翌月に請求書が送られてきてから振込
お金のやり取りで信頼を得ることは、とても重要です。
支払方法がいずれの場合においても、請求書を受け取った当日ないし翌日には振り込みを行い、入金完了の旨を先方に伝えるようにしましょう。
特別な手法や話術は決して必要ありません。メーカー仕入れにおいては、こうした少しずつの積み重ねにより、信頼を得ることが大切です。
まとめ
以上がメーカー仕入れにおける『問い合わせ~仕入れ』の一連の流れになります。
ここまでの流れを確認していただくことで、思ったよりスムーズで、かつ、特別なやりとりも不要なため、誰でも契約や仕入れができることが伝わったかと思います。
参考までに、今回ご紹介したTAKEO株式会社と僕がやり取りに要した期間を以下の表にまとめてみました。
9月7日 AM10時 | ホームページから問い合わせをする |
同日 PM5時 | メーカーから了承および受発注システムの案内メールが届く |
9月12日 | 見積精査する |
9月13日 | 受発注システムより発注する |
9月15日 | 商品が事務所に届く |
10月1日 | 請求書が届く |
10月2日 | 入金完了の連絡をする |
ちょうどこの時期は多くの見積もりをもらっていたため、受発注システムの案内が届いてから商品の精査や発注までに日数が空いてしまいました。
それでもメーカーからのレスポンスは早く、精査の時間を入れずに考えると、商品到着までのやり取りはたった3日程度で終わっていることが分かります。
また、やり取りの回数も以下のようにわずか4回で完結しています。(※請求後の入金連絡を含めると5回)
- HPから問い合わせ
- 取引先台帳の内容確認の返信
- 仕入れサイトから発注
- 到着確認とお礼のメール送信
もちろんメーカーは千差万別であり、多数のやり取りを要することもありますが、多くのメーカーは意外にも早く話が進んでいきます。
そのため、正しい手順を覚えて素早く対応できれば、メーカー仕入れはさほど難しくないので、ぜひ頑張って実践してみてください。
4章 事前準備
続いては、メーカー仕入れを行うために必要なものを解説します。
メーカー仕入れは相手の企業と契約できなければ仕入れができないので、取引依頼を効率よく行うための用意、および、自分たちを信用してもらえるように見た目の部分を整えておく必要があります。
事前準備ができていないと、いくら頑張っても以下のように結果が出ない状態に陥ってしまいます。
- 1つ1つの問い合わせに時間がかかりすぎる
- 問い合わせはしたけど全然契約が取れない
そのため、メーカー仕入れに取り組む前にこれから解説する事前準備をきちんと行い、効率よく良い結果を出せるように環境を整えましょう。
事前準備に必要なもの
メーカー仕入れで準備するものは、主に以下の7つです。
①ホームページ
②事業概要
③固定電話番号
④FAX
⑤独自ドメインのメールアドレス
⑥名刺
⑦メールのテンプレート

これらを用意できれば、メーカー仕入れを行うための準備はばっちりです!
ただ、固定電話番号やホームページの準備は「準備が大変そう」「費用が掛かりそう」といったイメージを持たれる方も多いと思います。
しかし、どれも初期登録こそ必要ではあるものの、簡単かつ安価で用意できるサービスがありますので安心してください。
では、順番にそれぞれ準備が必要な理由と用意するのにおすすめなサービスを解説していきます。
①ホームページ
ホームページは法人や事業主にとって、インターネット上での名刺および履歴書を兼ねるものと言って良いでしょう。

取引先が相手の実態を判断する際に、非常に重要な要素だと言えますね。
また、ホームページを制作するとなると、膨大な費用や知識が必要だと感じる方も多いかもしれませんが、メーカー仕入れで必要なコーポレートサイト(事業を見せるためのサイト)は、簡単なつくりで問題ありません。
もりもとらのHPの一例

ホームページに必ず記載する情報は、以下の7つです。
- 屋号
- 代表者名
- 所在地
- 電話番号・FAX番号
- 事業内容(家電・おもちゃ・美容品などの卸・小売業等)
- 取扱商品
- 主要取引先(メーカー仕入れが進行してからの更新でもOK)
なお、制作にあたっては以下のようなサービスを利用することで、初心者の方でも簡単にホームページを用意することができます。
おすすめサービス | WIX |
料金 | 無料~500円(ドメイン接続プラン) |

WIXは、基本機能は無料で利用できるホームページの制作支援サービスです。
ホームページの種類等の質問に答えていくだけで、ビジネス利用はもちろん、個人向けのホームページも自動作成することができます。
では、実際の画面をもとにWIXでホームページを制作する過程を見ていきましょう。
WIXでのホームページ制作の例
・ホームページの種類選択

・ホームページ内の機能追加

・ホームページデザインの選択

以下が、完成したホームページです。
いかがでしょうか?たったこれだけの質問に答えていくだけで、よく見かけるようなホームページになっていると思いませんか?
完成したホームページ


使用可能なフリー素材が豊富にあるうえに、使いたい写真をアップロードすることもできるので、オリジナリティのあるホームページを感覚的に作成することが可能です。

よく耳にするwordpress等の専門的な知識・スキルも必要ありません!
ここまでできたら、後は前述の情報を記載して公開するだけなので、1~2時間もあればホームページができ上がります。
基本的には無料で使用できますが、もう少し凝ったデザインのホームページを作りたい方は月額500円を支払えば、画像データの容量追加、および、独自ドメインの紐づけもできるので、必要な方は連携してみるのも良いでしょう。
②事業概要
「ホームページに載せているものとは違うの?」と思われる方もいるかもしれませんが、事業概要はメーカーに初回のメールを送る際に添付するものです。
事業概要を作成する理由は、忙しいメーカー担当者にホームページのURLを送ったところで、隅々まで見てくれない可能性があるためです。
事業概要を1枚のPDFにまとめておけば、ホームページを見る余裕が無いメーカー担当者でも、目を通してもらいやすいでしょう。

事業概要のPDFが無いと信用度が落ちるワケではありませんが、一度用意すれば使い回せるうえに、それなりの効果が期待できるので、なるべく用意しておきましょう。
ちなみに、個人事業主の場合の事業概要は以下のような感じが良いでしょう。
事業概要の例

一目で自分のことを理解してもらいたいので、相手に伝えた方が良い情報はなるべく多く書く記載するのが良いでしょう。
事業概要に記載する情報の例
屋号
代表者名
所在地
電話番号
FAX番号
メールアドレス
ホームページ
★設立日
資本金
★売上【年商】
事業内容(家電・おもちゃ・美容品などの卸・小売業等)
★沿革
経営理念
ただし、物販歴が浅くて記載する情報が無い場合や、売上が低いために相手にマイナスの印象を与える可能性がありそうな場合においては★の項目は記載しないのも良いでしょう。
事業概要は相手に自分のことを知ってもらうための資料なので、なるべくプラスの印象を与えられることのみ記載することをオススメします。
なお、事業概要の作成にはパワーポイントやGoogleドキュメントを利用し、完成したらPDF化しましょう。
そうすることで、メーカーへURLを知らせれば、事業概要を閲覧可能になります。
おすすめサービス | パワーポイント、Googleドキュメント |
料金 | 無料 |
手順は以下の通りです。
①パワーポイントやGoogleドキュメントで事業概要を作成する
②ファイルタブのダウンロードにカーソルを合わせる
③PDFドキュメントを選択する

パワーポイントやグーグルドキュメントに馴染みが無い方でも比較的簡単に作成できるので、上記の手順を参考に作成してみてください。
③固定電話番号
ホームページと並んで重要だといえるのが、固定電話番号です。
「電話番号ならどれでも一緒じゃないの?」と思う方も多いと思いますが、取引する側からしてみれば、携帯電話だけで事業を行っているよりも固定電話番号がある方が明らかに印象が良くなります。

固定電話がなくても契約可能なメーカーはありますが、仮に自分が取引先の立場だったとしたらどう思うか考えてみてください。
相手が携帯電話番号しか無い事業者だと、ちゃんと事務所を構えているのか、あるいは運営が上手くいっているのか少し不安になりますよね。
楽天市場やヤフーショッピングのような電脳せどりの場合なら、販売店の担当者と直接話すことがないため、固定電話に対する意識は薄いですが、メーカー仕入れは異なります。
「取引相手からはどう見えるんだろう?」という意識を常に念頭に置いて、取り組んでください。
固定電話の番号は050でも構いませんが、例えば東京なら03のようにできれば事業所所在地の市外局番を入手するのが理想です。
ただし、この番号はあくまで掲示用および受電用として利用しましょう。固定電話から架電すると通話料が別途かかってしまうので、基本的に架電は自分の携帯番号からかけるようにしましょう。
おすすめサービス | 03プラス |
料金 | ・初期登録費用5000円(年払いだと3800円) ・月額980円 (クラウドFAX使い放題も加入する場合は+500円) |

「03プラス」は050ではなく、市外局番を取得できるうえ、スマートフォンで着信を受けることができるサービスです。
※全国の全ての市外局番には対応していないため、事前に利用確認が必要です。
また、利用にあたり特別なサービスは必要ないので、以下の基本料金プランでの契約をオススメします。

一か月のお試しが可能なゼロ円スタートプランもオトクに見えますが、一回の通話時間が3分までに制限されています。
制限時間内に取引内容を聞くのは難しいため、すぐに始められない等の理由がある人以外はいきなり基本料金プランで問題ないでしょう。
また、オプションで月額500円のクラウドFAXに加入すれば、電話とFAXで別のサービスに登録する必要がなくなるので、必要な方はFAXも同サービスで申し込むことをオススメします。

【注意点】アプリのレビューによると、過去に誰かが使用していた電話番号を使い回したことが過去にあるそうで、まるで関係のない営業電話が掛かってきた方がいるようです。
僕は今まで経験ありませんが…
電話番号の下4桁を選択する前に、インターネットで番号を検索し、過去に何かのサービス・会社に使われていないかを確認しておきましょう。
④FAX
FAXはインターネットの発達とともに使用するメーカーが激減していますが、今でもFAXでしか発注を受け付けていないメーカーがあるのも事実です。
使用頻度は少なくなっているものの、用意があると対応の幅が広がるうえ、信頼度の面でも多少の効果は期待できるでしょう。
また、FAXの利用には『固定電話番号』で紹介した「03プラス」のクラウドFAXサービスをオススメします。
⑤独自ドメインのメールアドレス
この記事を読まれている方のほとんどは、事業で利用するメールアドレスはicloudのような携帯のキャリアメールや、Gmail、ヤフーメールなどを利用されている方が多いと思います。
これらも利便性が高いのですが、メーカー仕入れで利用する場合においては独自ドメインのメールアドレス(※)の方が信頼度が高くなるでしょう。
※ドメインとは、メールアドレスの”@“の後ろに続く文字列のことです。また、独自ドメインを利用することで、”@”の後ろを、gmail.com、yahoo.co.jp、docomo.ne.jp等ではなく、自社名などのオリジナルの文字列を使用することができます。
(例)僕が用意するとすれば、morimotora(もりもとら)→morimotora.jp のような感じです。
メールアドレスがGmailやヤフーであっても大体のメーカーは契約に大きな影響はないのは事実です。
ただ、独自ドメインの方が成功確率が上がる可能性もあるので、以下のような方は準備しておくのが良いでしょう。
- 資金に余裕がある人
- 全てキチンと揃えてから取り組みたい人
- 安定的に稼げるようになったので、よりしっかりとしたメーカーと折衝したくなった人
おすすめサービス | グーグルカスタムメール |
料金 | 月額680円 |



グーグルといえば、Gmailのフリーメールアドレスのイメージが強いかも知れませんね。
しかし、グーグルカスタムメールを利用することで、独自のドメインを取得したうえでGmailアプリと連携してスマホでメールを管理することができます。
また、グーグルカスタムメールにはメールの予約送信機能等もあります。
例えば、副業で物販をしているため、日中にメールを送ることができない方も、事前にメール本文を作成して送信予約しておくことで、折衝したいメーカーに問題なく問い合わせや交渉をすることができます。
⑥名刺
名刺は担当者に直接会ったときに使うことがほとんどなので、使用頻度は低いですが、メーカーによっては取引前の面談が必須だったり、契約前に名刺の画像データを要求されることももあります。
また、メーカー仕入れに慣れてくると、東京ビックサイトなどの大きな会場で開催される展示会に足を運んで新規のメーカーと契約する機会なども増えてきます。
そのような場合には必ず名刺が必要になるので、今後のことを考えると名刺を早めに作っておいても損はないでしょう。

ただ、それほど多くの枚数は必要にならないので、最初は100枚もあれば良いでしょう。
おすすめサービス | ラクスル |
料金 | 100枚 741円~(送料込) |

ラスクルを利用すると、指示に従って必要事項を記入するだけで簡単に名刺を作成することができます。
料金は、枚数や紙質、両面印刷の有無等で変わってきますが、特にこだわりが無ければ最も安価な構成で問題ないでしょう。枚数は使用頻度を考慮すると、まずは100枚あれば十分です。
※サイトには「499円~」と記載されていますが、実際には送料が掛かるため、最低金額は741円になります。

⑦メールテンプレート
メールのテンプレートとは、メーカーへの問い合わせに繰り返しで使用する文章のことです。※前章「3章 稼ぐまでの一連の流れ」に掲載したもの。
これらの文章は、メーカーに直接メールで問い合わせる場合、またはメーカーサイトのお問い合わせフォームから問い合わせる時に使用します。
問い合わせフォームで使用する場合は、ほとんどの場合が備考欄に入力することになりますが、備考欄以下のように入力文字数の制限があることが多いです。
①無制限
②1,000文字以内
③500文字以内
④その他

僕の経験上、字数制限の採用率は①(多い)→④(少ない)の順番に感じました。
そもそも字数制限を採用しているのは100社に2~3社程度の印象です。
ここで重要なのは、問い合わせになるべく時間をかけないことです。
日本には無数のメーカーがあるため、少しでも多くのメーカーに問い合わせをするためには1社あたりにかかる時間はなるべく短くすることが大切です。
そこで、文字数制限に合わせたテンプレを2種類用意しておくことで、以下のようなエラーにも素早く対応できるようにしておきましょう。
文字数オーバーによる問い合わせエラーの例

せっかくテンプレートを作成しても、字数制限のエラーが起きてしまうと「ここを削って、しかしここは削りたくない…」と、字数の調整にかなりの時間が掛かってしまいます。
そのため、テンプレートを用意する場合には1000文字用と500文字用の2種類を必ず用意するように心掛けましょう。

メールの文面は、僕が作成した例を参考に、ご自身に合う内容で作ってみてください。
おすすめサービス | ワード、メモ帳 |
料金 | 0円 |
メールのテンプレート作成には、特別なサービスやソフトは必要ないので、無料で使えるワードやグーグルドキュメント等のソフトを利用しましょう。
作成後は文字数をカウントしたうえで、メモ帳にコピペしておき、都度使用するのが使い勝手が良いです。
★お知らせ

「ホームページなどが必要なことは分かったけど、それぞれ用意するのが大変…」というあなたに、必要な準備がセットでオトクな、もりもとらオススメサービス「モノサイト!」が誕生しました!
モノサイト!ならお申込みカンタンで、ホームページ・独自ドメインのメールアドレス・名刺データをまるっと提供してくれます。

サービス内容 | モノサイト!(物販事業者専用のサブスク型ホームページ制作サービス) ・ホームページ ・独自ドメインのメールアドレス ・名刺データ制作 |
料金 | 初月無料(2か月目以降は月額3,300円) |
必要な作業は、屋号などの会社情報や業務内容を入力するだけ。
あとはモノサイト!に任せて数日間待つだけで、物販事業にオススメなホームページ等が手に入ります!
・モノサイトで作成したホームページの例

納品スピードが早く、料金もお得なサービスですが、デザインも充実していて修正回数の縛り等もありません。
今だけ初月無料(2か月目以降は3,300円)で利用できるので、手軽に必要なものを揃えたいという方はぜひモノサイト!を利用してみてください♪
まとめ
それぞれのメーカーが何を判断基準に信頼度を計っているのかは分かりませんが、個々のアイテムを準備する人としない人とでは明らかにメーカーから見た自分の信頼度が異なります。

使用頻度に差はありますが、なるべく全て用意できると良いでしょう。
今回紹介したアイテムを揃えるために必要な毎月の概算費用は、以下のとおりです。
・全て揃えた場合
・ホームページにドメイン接続 ・03プラス+クラウドFAX ・グーグルカスタムメール ・名刺 | 初期登録料5000円(年払いで3800円) 名刺(100枚)741円 合計 月/2,660円 |
・重要なものに絞った場合
・03プラス+FAX ・グーグルカスタムメール ・名刺 | 初期登録料5000円(年払いで3800円) 名刺(100枚)741円 合計 月/2,160円 |
・必要最低限の場合
・03プラスの固定電話のみ ・ホームページ(無料) | 初期登録料5000円(年払いで3800円) 合計 月/980円 |
※無料のワードやパワーポイントで作れる事業概要・メールテンプレートは記載しておりませんが、必ず準備するようにしましょう。
上表はこれまでに僕がメーカー仕入れをした経験上、使う頻度が高かったものを考慮してパターンで分けしています。

この中でも、ホームページはストア情報と並んで要求されるケースが多いです。
ホームページが無いと、ストアの個性や、しっかりと運営できているかをアピールしにくいので、最低でも固定番号と共に用意しておきたいですね。
全て揃えるに越したことはありませんが、特に使うこと無く交渉が進んだメーカーもいくつもあります。
ただし、きちんと用意しておくことで、信頼を積み重ねて商品の仕入れができるようになれば、固定費以上に稼ぐことは難しくありません。
重要なのは、まずは始めてみることです。本章を参考にして、自分なりに負担にならないやり方を選択し行動に移しましょう!
5章 リサーチ方法
それでは、いよいよメーカー仕入れの対象となる商品のリサーチ方法を解説していきます。
まず初めに、世のメーカーには個人でも簡単に契約が取れるメーカーも多くあることは事実ですが、下記のような条件により契約できないメーカーも多くあることを覚えておきましょう。
契約ができないメーカーの例
- 新規取引を締めきっている
- そもそも個人事業主では契約が厳しい
- 実店舗を運営していないと契約できない
もし何も考えずに闇雲にリサーチをしてしまうと、時間がかかるだけで「全く契約できずに稼げない…」という非常に勿体ない状態になってしまいます。
そのため、メーカー仕入れで効率よく契約を取るには、いかに契約しやすいメーカーが揃っている場所や商品ジャンルをリサーチできるかが重要です。

契約しやすいメーカーの商品ジャンルやリサーチ方法を解説していくので、しっかりと覚えて効率よくメーカーを探していきましょう。
オススメの商品ジャンル
まず、メーカー仕入れにオススメの商品ジャンルは、ズバリ…『食品』です!
【食品メーカーの傾向】
地域の特産を活かした商品をネットを通じて広げていきたいという思惑がある企業が多い。
【食品がオススメな理由】
- 売れ行きが良く、利益が取れる商品が多い
- メーカー本体でEC販売している企業が少ない
- ネット販売に対して寛容なことが多い
- 仕入れてくれるなら誰でも大歓迎というメーカーが多い
もちろん、食品以外のジャンルでも契約できるメーカーは多くありますが、利益の取りやすさや、契約の難易度を考慮すると、まずは食品からリサーチすることをオススメします。
オススメのリサーチ方法
次に、メーカー仕入れにオススメのリサーチ方法は、ズバリ…『セラーリサーチ』です!

「セラーリサーチってなに?」という人は、ちょっと古いですが、以下の動画で解説しているので確認してみてください。
・セラーリサーチの説明動画
メーカー仕入れ可能な商品を出品しているセラーは、その商品以外にもメーカーから仕入れられる商品を取り扱っている可能性が非常に高いです。
そのため、そのようなセラーの取扱商品のうち在庫が多い商品、および、その商品のメーカーを調べることで、契約しやすいメーカーを見つけることができます。

闇雲にリサーチをするより、契約できるメーカーが見つかる可能性が何倍も高くなります♪
以上より、メーカー仕入れは以下の方針で取り組むことをオススメします。
・オススメのジャンル
→食品
・オススメのリサーチ手法
→セラーリサーチ
リサーチ手順
それでは、実際にTAKEO株式会社の商品を例にリサーチ方法について解説していきます。
①出品者を探す
まずは、商品ページ右下の出品者一覧(赤枠部分)をクリックし、セラーリサーチの条件に合う出品者を探します。

すると、評価が214件で在庫を10個以上持っている出品者が見つかりました。この出品者は「セラーリサーチの条件に合いそうだな」と見当がつけられます。

②出品者の精査
①で見つけた出品者のストアフロントにアクセスして、アクティブなアカウントかどうかを確認します。
評価の検索フィルターを「1か月」(デフォルトは12か月)に設定して、きちんと最近の評価が付けられているかを確認します。
・評価の検索フィルターが12カ月(デフォルト)の状態

・評価の検索フィルターを1カ月(デフォルト)に変更する

この出品者は、1か月以内に評価がついているため、アクティブなアカウントであることが確認できました。
③同セラーの出品商品の調査
続いて画面上の「ストアフロントにアクセスする」(赤枠部分)をクリックして、同出品者の出品商品一覧を見ていきます。

この出品者は色々な商品を出品していることが分かります。



取扱商品の中で、在庫が10点以上ある商品はメーカー仕入れができる可能性が高いので、すべて問い合わせをしていきます。
食品ではありませんが、今回は「ジオデザイン」というメーカーの蛍光ペンを例に解説します。

なお、メーカー名は以下の3箇所を確認すれば、ほとんどの商品で見つけることができるでしょう。
- 商品名にメーカー名が入ってるか確認する
- 商品の画像に映っているロゴを見る
- ブランドの部分の記載を見る
この商品の場合は、赤枠部分から「ジオデザイン」というメーカー名であることが分かります。


もし、上記の3箇所を確認してもメーカー名が分からない場合は、「商品名 製造メーカー」でGoogle検索してみましょう。
それでは、実際にメーカーへ問い合わせをしていきます。
※手順は「3章 稼ぐまでの一連の流れ」で解説した流れと同様です。
④メーカーへ問い合わせ
Googleで「ジオデザイン」と検索すると、一番上にメーカーのHPがヒットしたのでアクセスします。

HPのヘッダーメニューにある「小売店の皆様へ」をクリックします。

すると、小売店用の申し込みフォームが用意されていたので、必要情報を入力して問い合わせをしていきます。

事前準備で用意したテンプレートを利用することで、すぐに記入が完了できます。

すると、問い合わせしてから1週間後にメーカー担当者から以下のように契約OKの旨のメールが届きました。

⑤見積精査
メーカーからの返信メールにも記載があったとおり、仕入れを考えている「わさびいろマーカー」にはボリュームディスカウントが無く、仕入れ値は1本あたり一律税抜270円(税込297円)とのことでした。
※なお、この商品は3色セットでの販売なので、仕入れ値は297×3の891円となります。
見積価格で仕入れて利益が出るか、および、商品の売れ行きをモノトレーサーで確認します。

価格は1600円~1800円と多少の上下はありますが、波形を見ると、どの価格でも安定して売れていることが分かります。ランキングも約15000位なので価格、売れ行きともに問題無さそうです。
1600円、1700円、1800円のそれぞれの価格で販売した場合に得られる利益を計算したところ、以下のとおりになりました。
・1600円(最安値)の場合
粗利126円 粗利率7.9%
・1800円(最高値)の場合
粗利293円 粗利率16.3%
以上のように、価格売れ行きともに良い商品ということも分かったので、発注していきます。
⑥発注
以下が実際に発注した時の請求書です。


今後は、在庫が無くなりそうになったら都度発注を続けたり、メーカーと関係性を深めることで仕入れ値を下げてもらえないか交渉を続けることも大切です。
また、今回セラーリサーチで見つけた出品者が扱っている他商品も同様に、メーカー仕入れで利益が取れる可能性が高いので、効率よくメーカーとの折衝を増やすことができます。
そして、仕入れができたセラーはブックマークしておき、新しく商品が出品されていないかを定期的にチェックすることで、新規に契約を取りやすい商品も安定して見つけることができます。
以上がメーカー仕入れにオススメのリサーチ方法になります。
本マニュアルでご紹介した方法で多くのメーカーと契約して、ぜひ物販で稼いでいただければと思います。
6章 終わりに
メーカー仕入れで稼ぐには、以下のような稼ぐための考え方を理解して、正しい手順で行うことが重要です。

ただ、上記以外に難しいことはあまり無く、せどりほどではありませんが十分に再現性が高いので、物販初心者でもしっかりと稼ぐことができます。

メーカー仕入れは、せどりに比べると手間が多く、稼げるまでに時間がかかります。
ただし、一度契約してしまえば、生産終了までずっと仕入れをすることができるので、契約メーカーが増えれば増えるほど収入も右肩上がりで増えていきます。
そのため、粗利率が高く、短時間で稼ぎやすいせどりと組み合わせて、自分なりの理想の物販スタイルを作るのが良いでしょう。
本マニュアルが読んでくださった方の物販ビジネスに少しでも良い影響を与えられたらうれしいです。
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